実は、GEECRACKからもう1種類ルアーを依頼されて水面下で動いてました。
それが「3S-150(仮名)」というバイブレーションです。
3SとはSpring(春),Strong(強さ),Straining(こだわり)から付けてます。
(木で掘っただけですが…)
もともと、春のデカバスを狙うのが大好きなんですが、
(今年もこんなんバホバホ釣りたいですね~)
いい音、いい色でいいレンジを引けるバイブがないなぁ…と思っていたところの依頼でした。
まずは、あらゆるメーカーのバイブレーションを研究。
重さ、サイズ、動き、レンジなどいろいろと研究してみます。
いろいろな共通点があったり、意外な点があったり本当に勉強になります。
そこで今回のコンセプトはまず
(1)「音」
この音でデカイバスのスイッチを入れます。この音を出すためにいろいろ分解してみました。
構造的にはシンプルにできそうです。ただ飛距離との兼ね合いもあるので、まだまだ研究中。
(2)「色」
各メーカーには消費者が自由に選べれるようにいろいろなカラーがあります。
ですがありすぎて迷わないように「春」バイブということで、春色8色に限定します。カラーは
①fuzzy white pink back (with orange dots)
②sunset orange (dark blue back)
③blue back chart
④muddy pink (with blue dots)
⑤chrome shad (with blue back and red dots)
⑥glow gold
⑦BIWAKO mastard
⑧kogil
これでサンプルを依頼中。
次に
(3)「レンジ」と「アクション」
これは、かなりテストが必要な部分でしょう。
レンジは春の琵琶湖や野池を想定してズバリ1.5mを設定。
このレンジで産卵前の荒食いをしているメスにターゲットを絞ります。
ただし低水温のために、動けない(追い切れない)場合も多くあり、スローリトリーブ設計をしてます。
スローに巻いても動くタイトなバイブレーションが目標。
(4)「フック」
これは各メーカーに伝えたい内容です。しっかりしたメーカーの、しっかりしたルアーなのに…
フックの性能を明らかに落として売っているメーカーがあります。
これには、消費者としては別売の他メーカーのフックを購入しなければなりません。
フックも5本でいくらと考えるとばかになりません。
そのフックを交換することによって、微妙なルアーバランスも変わりかねません。
デカバスを追い求める琵琶湖南湖や池原、高滝ダムでの使用も考え伸びないフックで販売予定をしています。
(5)「フックバランス」
バイブレーションに多いバラシ。誰にでも経験があると思います。
季節による竿とのバランス(テーパー、材質、長さ)や、ラインの質、フッキングのパワーなどによる違いはあります。
最近の傾向として、長い遠投系ロッドによるバイブレーショニングをしている人をよく見かけます。
ロングロッドでのがっちりフッキング可能なフックスタンスを考えています。
なんとか今年のフィツシングショーには間に合いそうなので楽しみです。
大阪はボクも参加いたしますので、ぜひぜひブースに遊びにきてくださいね♪
まぁ、その後は寒い中テスト地獄ですが…((-ω-((-ω-))
最後に一般的なユーザーが使いやすいバイブレーションにするために多くの人にテストをお願いすると思います。
よろしくお願いします。