(続き)
さてさて、前述のような思いからワームの形を考えていきます。
下書きをして、
GEECRACK本部に持って行き、A氏やT氏と
やっぱりデブはダメだスリムが一番などと熱く語ります。
その内容は下記のような感じです…
(1)濃密なスキマにスルスルと入るスリムな余分なパーツのないBODY
実際に琵琶湖南湖で釣りをしたことがある人はわかると思いますが、8月以降のウィードの繁茂はスゴイものがあります。
そこで、スキマにワームを入れていくのに大きめのワームを使うとスーッと入らない場合があります。
ハサミやら手やらがひっかかるんですよね。
バスがいる層はその下のホール状になった場所にいるのに…
確かに上でモゾモゾやって注意を引きつけて、ゆっくり落とすというパターンもあるかもしれませんが、ワタクシ自身あまりその必要性を感じていないのです。
できるだけシンプルにしてみました。
(2)ドン!と下についてから、ドカッと降りてくるハイアピールなハサミ
バスって
イカ情報ザリガニのハサミをものすごく意識してると思います。
ハサミバイトなんかもそうですが、確実に相手のいやな部分を攻めてくるんですよ。
<ザリガニの美味しい尻尾の部分に到達する前にハサミをモいでしまい、相手が攻撃してこなくなってから美味しい部分をゆっくりいただくわけなんです。
バスのギルに対する攻撃でもそうですが、口でバンッと体当たりし、それを繰り返して弱ったところで「バフッ」とゆっくりいただくらしいです>
そのハサミをボディの割に大きくしたいなぁと思い30ミリの大きめのハサミを標準装備。
ハサミには水カミを良くするために、溝を作ってあります。
イメージ的には、スーッとすばやく降りてきて、ドバッと倒れてくるハサミ
…リアクションで口使いそうじゃありませんか?
(3)ハサミバイトもゲットできるフックセットが可能
今年の琵琶湖で多かったハサミバイト。
特にプレッシャーがかかると多くなります。
そういったハサミバイトしたときでも、フックがかかるような位置に手をもってこればいいのでは?と思いました。
クローワームによくついてような手の位置から1センチほど後ろに
「ずらす」ことによりこの問題は解消しました。
手の形も含めて
本物のザリガニを意識して見てみると手の位置のヒントが隠されていました。
(4)やっぱりよく釣れる楕円形なBODY
考えたのはワームが出す
「波動」
について。
ワームの出す波動にバスが反応することは周知の事実です。
で、どんな波動にデカイ個体が反応するのかを考えてみました。昨年度釣った50UPを何で釣ったのか……ん……ある共通点がありました。
そう、それは
「楕円形BODY」
だったんです。
またセンコーのように余分なパーツがないワームって集魚力がある気がするんですよ。
それはワーム全体が出すメインの波動が「人工的」でなく「自然」だからって感じですかね。
お魚ではないのでわかりませんが、ワタクシの結論的に反応力のあるワームとは「いいBODY」をしてるって気がします(人間でも同じですよね 笑")
(5)デカバスのアゴに貫通させる3/0フック完全対応
メーカーや品番によって50クラスでも伸びたり、ぐにゃぐにゃになったりします。
とあるメーカーは40クラスでも伸びる危険性があります。フック考察はまたの機会に…
ってな感じで思いを熱く語りました。
(続く)